毎年のことですが…
10月ともなると、夏の暑さも和らぎ、すっかり秋の訪れを感じます。
町の店頭にもジャケットやベストなど、秋の装いにシフトしたファッションに変わっています。
こんなふうに、季節の移り変わりを肌で感じたり目で楽しむのもいいですね。

このあいだ、ギャラリーに遊びにきた友達から
「佐藤さんのギャラリーはひとつの会期が終わって、次の展示が始まるときには新たな装いが凝らされていて素敵だわ。」と褒め言葉をいただきました。
そんな褒め言葉が嬉しくて、作品の脇にかわいい小花を活けて、ちょこんと秋らしい装いを楽しんでいます。

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ギャラリーは、そろそろ二十歳を迎えます。
毎年のことですが…
新しい年の幕開けには、重々しい古典的な陶芸展。
二、三、四月の春の温かいころには、お雛様展ややわらか布ものなどが多く、
夏の暑いときはガラスや竹など「涼しさ」を感じていただけるもの。
秋には革工芸や絵画など爽やかな風情を、年末には干支展や贈りもの展などを開催し、
目に見えない季節の空気を感じていただけるような工夫を心がけています。

もちろん部屋のしつらえも季節に合わせ、作品がより効果的に見ていただけるよう、飾り台や家具なども移動させます。
ところがそんな工夫よりも、到着した作品を並べおわると、ギャラリーの空気ががらりと変わり、作家の思いが満ち、室内の装いが一変して、部屋中が輝き始めます。
それぞれに飾られた作品たちが「こんにちは、佐藤さん、今回もがんばって仕事してきました」と、まるで作家を代弁するかのように語りかけてきます。

美しいものに向かえば喜びがあり、よいものに向かえば楽しさがあり、格別の至福の時を感じます。

9-22-29a01ギャラリーは、人と人が作品を介することで、とても豊かな感性がはぐくまれるところです。
「アートを楽しむ」気持ちが、作家さんと、わざわざ来て下さるお客さんと、みんなで共有する境地に感じています。

お茶でも飲みながら、ご一緒にいかがですか?