3_5二月も節分を過ぎて月の末にもなりますと、あたりが随分と春めいて、ほんのわずかずつですが木の芽や草の芽が膨らんできているようです。そして縁側では太陽の日差しが温かく照らしています…

若かったころ、「世を忘れ、世に忘れられ、日向ぼっこ」なんて風景を描いていましたが、実際はそんなにのんびりと日向ぼっこをして老体をいたわってばかりはいられないのが実情です。

耳が遠くなり、目が薄くなりおまけに頭も鈍くなりますが、もともと成長しきっていない私ですから、ものごとを青二才風に何でも単純に考える癖があります。そして好奇心旺盛で、すぐに若い人たちの行動に目を見張りまねをしたくなります。

ついこの間のこと、ギャラリーでお客様と作家さんが「ライン・クーポン」と称して、スマホでお互いをつなぐと、作品情報が自動的にお客様に流れ、お客様にはラインのクーポンが配信され値引きなるというのです。AIを利用して、自分の作った情報をどんどんと、しかも確実におおぜいの人々に伝えていく、これには驚きました。

わたくしの「好奇心いっぱいに、ものごとを青二才風に考える癖」なんて、時代の新しい激しい波に飲み込まれてしまいそうですが、ギャラリーオーナーとして、ご自分の感動を表現して創っている作家の作品だから、ギャラリーという空間でしっかりと眺め味わっていただきましょう。結果、こんな素敵な作品を自分のものにしたいとお買い求めになるとき、お値段の安いに越したことはありません。
そこで「ライン・クーポン」を!

これからは「青二才風に何でも単純に考え行動する癖」をしっかり磨いて若い人たちを見習いⅠTにもっと寛容になろうと思い始めています。