2017_3_2_133月19日、今井睦さんの初めての個展「暮らしの中のポジャギ展」が、とても好評で終わりました。
会場では、ポジャギを初めて見たというかたがたも多く、韓国の伝統的な文化を味わっていただけたことと思います。

韓国語で「ポジャギ」とは、ものを包んだり覆ったりする布のことで、日本の風呂敷や袱紗のようなものです。 小さな布の端切れを一針、一針丁寧につなぎ、その色合わせはモダンで洗練されとても魅力的です。 一説によりますと、小さな布を手をかけてつなぎ合わせた「ポジャギ」は単なる布の再利用にとどまらず、心をこめて作ったポジャギでものを包むのは、同時に福を包み込み福を招くとされ、お祝の品や贈り物を包んで贈るなど縁起物として親しまれているようです。

このように包むという行為を単にモノだけでなく、人の気持ちをも包む行為として昇華した文化が、日本の風呂敷と同様韓国にも残っているということは、少々興味深く思いませんか。

2017_3_2_09そんなわけで、以前から一度ギャラリーでも扱ってみたいと思っていたところ、偶然、「ポジャギ」を習い始めて10年の今井さんとの出会いがあり、今回の展示となりました。 当初はまだまだ未熟だからと辞退なさっておいででしたが、「次のステップへ進むためにも、ぜひ!」ということで、初個展を承諾していただきました。

さて結果は?「今井さんって明るさが一番って思っていたけれど、かなり緻密な努力家ね」とか、「へぇー、ポジャギって、これ!」など来客の皆様の声が弾み、思いのほかいろいろ勉強させていただきましたと今井さん。

「今回、背中を押していただいたおかげで、本当に色んな勉強になりました。
また今までとは違う世界が広がったような気持ちです。
これらを糧に、この先どのような世界を展開してゆけるか、頑張りどころでもあると思います。
皆さんからの激励のお言葉を胸に、前進あるのみと自分を鼓舞して精進します。
今後ともよろしくお願いいたします」
というメッセ―ジがとどき、次へのステップを確実に歩み始められた姿勢がうかがわれました。

素敵な才能開花のお手伝いが出来、緑の新芽を見つけたような、心に残る爽やかな余白の一ページになりました。